読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ポリ子の日記

ポリ子さんの抽象的で感覚的でたまに論理的な日記です。大手メーカ経営企画。海外旅行。哲学。心理学。宗教。政治学。社会学。経営学。美味しいもの。個性。人類。が好きです。

最終到着駅「好き」

木こりが、薪を割っております。

 

そこに通りかかった鼻歌歌う少女。木こりに気付き聞きます。

 

少女「なぜ薪を割ってるの?」

 

木こりは答えます。

 

木こり「冬だからね、薪を割らなくちゃ」

 

少女は聞きます。

 

少女「なぜ冬だと薪を割らなくちゃいけないの?」

 

木こり「寒いから暖炉がいるだろ、それに使うのさ」

 

少女「なぜ寒いと暖炉が必要なの?」

 

木こり「凍えちゃうだろ、朝起きたらしんじゃうぞ」

 

少女「なぜ暖炉なの?他の方法じゃだめなの?なぜ死んじゃだめなの?」

 

木こり「暖炉がいいんだよ!みんな使ってるだろ?寒いからって死にたくねーしな。おれは暖炉が一番あったけぇって信じてるんだ」

 

少女はがっかりしました。最終到着駅に行けなかったからです。

 

少女は気を取り直してまた歩きだしました。

 

しばらく鼻歌を歌って歩いていると、また違う木こりが薪を割っております。

 

少女は聞きます。

 

少女「なぜ薪を割っているの?」

 

木こり「暖炉にくべるんだ!」

 

少女はがっかりしました。また同じ回答かと思ったからです。

 

でも一応聞きます。

 

少女「なぜ暖炉にくべるの?」

 

すると木こりはこう答えます。

 

木こり「あったけぇ暖炉の前でな、おっ母と息子らと娘らと座って、ホットミルク入れてな、本読んだり、一日あった出来事を話したりするんだ。おれはその瞬間が大好きなんだよ。」

 

少女は満足しました。最終到着駅に着いたからです。

 

めでたしめでたし。