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ポリ子の日記

ポリ子さんの抽象的で感覚的でたまに論理的な日記です。大手メーカ経営企画。海外旅行。哲学。心理学。宗教。政治学。社会学。経営学。美味しいもの。個性。人類。が好きです。

この世界の片隅に、良かったから見てみて。

今流行っておりますこの映画。

 

この世界の片隅に。 以下ネタバレ含みますから、ご注意。

 

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舞台は広島の呉。絵が好きで、おとなしく、慎ましやかな主人公すず。すずは、ほんわかおっとり、18で顔も知らない人のところへ嫁ぎ、足の悪い義母のためにせっせと働き、たまに大好きな絵を描いて過ごす。

でも、幸せに、夫と、暮らしている。

 

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そんな中襲う戦争。

 

この映画のいいところはたくさんあるけど、響いたのはこの言葉。

 

若いときは、モダンガールで、気が強くて、時計屋の跡継ぎと恋愛結婚し、たまに幼い娘と帰ってきては好きかって振る舞う義姉が、すずに放つこの言葉。

 

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「わたしは好きなことして、自分の人生を自分で選んできた。でも、あんたは違う。流されて生きてきて、さぞかしつまらん人生やったやろ」

 

つまらん人生やったやろ。

 

 

ぎくっ

 

ってしませんか。

 

現代社会の多くの価値観は義姉と一緒でしょ。

 

流されて生きちゃいけない。

 

自分で選んだ道を歩め。

 

流されて生きてるの?バカじゃないの?って。

 

流されて生きてる、わたしダメだなって。

 

でもね、

 

つまらん人生と、楽しい人生の差が、果たして義姉がいうところの、自分で選んでいる感じ、つまり自由な選択権の行使によるものなのかしら?

 

 

すずは、おしゃれじゃない。ぶっちゃけダサい。

 

んで、夫と街で待ち合わせに向かう準備中、義姉に「それでいくの?」と言われて、おしろいをパタパタはたく。

 

街で会った夫に言われる。

 

「どしたんや、その顔」

 

まっちろな顔のすず。でも夫はこういう。

 

「まぁ、すずさんが元気やったらいいわ」

 

そして、街中で手を握ってくれる。

 

おしゃれっていうモノサシで計れば、すずは不合格。

 

でも、すずは、おしゃれなんかどうでもいい。

 

たまに街に出て、人がいっぱいやね、映画また今度にしよっか、と笑いあえる相方がいる。あー幸せ、と。

 

すずは、実は自分の価値観に忠実に生きている。

 

自由は、自由な選択権を行使しまくることじゃなく、わたし、自由ですからオーラだしまくることでなく、私こっち行きたいなって方向に、散歩みたいに、てくてく進めること。

 

さらに、一緒に手をつないで進んでくれる人がいれば、幸せ。なのです。

 

昨今、女性を取り巻く価値観は多様を極めており、とどまることをしりません。怖い限り。

 

彼氏いるいなーい

結婚してるしなーい

仕事楽しい楽しくなーい

若い若くなーい

旦那がすごいすごくなーい

学歴いいわるーい

モテるモテなーい

キレイキレイじゃなーい

女子力あるなーい

 

…ありすぎ!!!

 

『自由』と、『人から見て自由』って違いますヨ。

 

 

みなさん、義姉みたいな価値観押し付けてくるやからにはお気をつけて、散歩しましょう。